『大前研一 日本の論点2019~20』の概要と感想|1人の著者による論点本

2019年01月09日

こんにちは、尾崎すぐるです。

また時事本を読んでしまいました。

もしかして、ぼくはこの手の本が好きなのかもしれません。

今回は、大前研一『大前研一  日本の論点2019~20』(プレジデント社、2018年)の紹介です。

 

1.概要

最近の日本が抱える問題を中心に、大前氏の見解を述べる時事本です。

ぼくがこのブログで今までに紹介してきた『日経大予測2019 これからの日本の論点』や『文藝春秋オピニオン 2019年の論点100』と異なる特徴は、すべての論点が大前研一氏1人によって解説されているということ、安倍政権に批判的なスタンスを隠しもしないことです。

 

2.感想

巻頭言からして読み応えのある内容で、日本のボロボロっぷりが次々に指摘されていくのですが、わかりやすくて読みやすいからか、不思議とあまり絶望感は覚えませんでした。

巻頭言以外の各論点部分では、やはりと言うべきか、住宅を今買うと損であるから、賃貸にしておく方が良いことが「Strategy04  今は持ち家よりも賃貸が賢明ー日本の不動産『2022年問題』」で書かれています。

これは、他の本でも読んだ記憶がありますから、今後しばらくは、家は絶対買っちゃダメですね。

国際分野の論点では、「Strategy16  トランプ大統領が金正恩委員長に携帯電話番号を教えたワケ」が面白かったですね。

携帯電話の番号を渡すという些細なことにそれだけの意味があるのだなと驚きました。

この本で唯一といってよい明るい話題は、世界が電気自動車(EV)にシフトしても、巷で言われているようにトヨタがその流れに対応できないなんてことにはならないだろうということを解説する「Strategy07  世界で進む『EVシフト』それでもトヨタが勝つ理由」ぐらいでしょうか。

でも、日本にとってトヨタの敗北は致命傷になるでしょうから、この論には安心しました。

これからはどう足搔いても暗い時代になりそうですが、みんながそう思っているから、本当にそういう時代になってしまうんじゃないかとも思うので、ぼくはできるだけポジティブでいようと思います。

 

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