上遠野浩平『ブギーポップ・イン・ザ・ミラー「パンドラ」』|予知能力者6人組の青春と破滅

2018年12月01日執筆

 

前の巻まで『ブギーポップは笑わない』『ブギーポップ・リターンズ1・2』の紹介記事

 

こんにちは、尾崎すぐるです。

今日から12月ですね、今月も気合入れていきます。

まあ、そんなこと言ってて、今日の更新は1記事だけなんですけどね。

昨日はお昼寝してしまったのです。(´・ω・`)

今日は、久しぶりに『デート・ア・ライブ』ではないラノベの紹介をします。

 

今日紹介するのは、上遠野浩平『ブギーポップ・イン・ザ・ミラー「パンドラ」』(電撃文庫、1998年)です。

 

1.あらすじ

微妙な予知能力者の青少年6人組が、カラオケボックスに集まって未来を予知し、その予知を基に行動していると、大きな事件に巻き込まれていくというお話です。

少年たちは、それぞれ、1人では役に立たない程度の能力しか持たないので、6人で集まって1つのことを予知しているわけです。

ある日、6人は見たことのない女の子の姿と言葉を予知してしまいます。

その女の子は、とんでもない存在でした。

時系列的には、「人食い」事件や「イマジネーター」事件より前から始まって、2つの事件を通り過ぎてその後にかけてのお話のようですね。

あと、ブギーポップはほとんど出てきません。

 

2.感想

若者たちの人生における黄金の時間を描いた物語と言えるかなと思いますが、そういう時間というものは、失って初めて記憶の中で輝くものなのでしょう。

「お前、何言ってんの?」って感じかもしれませんが、続けます。

ただ、黄金の時間というのは、失って初めてその尊さに気づくもので良いのだろうと思います。

なぜなら、実際に過ごしている最中に気づいてしまったら、それを失う恐怖に苛まれるでしょう?

だから、物語の中で生き残った彼らが、まさに奇蹟によって得たつながりも、きっと、失ったからこそ、ときどきふっと思い出して懐かしむ過去になるはずです。

むしろ、そうであって欲しいと思いました。

 

Amazon:ブギーポップ・イン・ザ・ミラー「パンドラ」(電撃文庫)

 

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