上遠野浩平『ブギーポップ・バウンディング ロスト・メビウス』|少しずつ迫る激突の日

2018年12月20日執筆

 

前の巻『ブギーポップ・スタッカート ジンクス・ショップへようこそ』の紹介記事

 

こんにちは、尾崎すぐるです。

最近は割と良いペースで早起きできております。

ただ、映画の紹介始めてから、少し「忙しさ」を感じるようになってしまっています。

あまりよい兆候ではないので、体調に気を付けていきます。

 

さて、今日の1記事目は、上遠野浩平『ブギーポップ・バウンディング  ロスト・メビウス』(電撃文庫、2005年)の紹介です。

 

1.あらすじ

織機綺が、調理学校の学園長が開く晩餐会のアシスタントに選ばれ、同級生の蒼衣秋良(あおい・あきら)と港にメインディッシュの魚を取りに行く途中、不思議な現象に巻き込まれるお話。

乗っているバスが、山の中で、クレーターのようになっている地形に差し掛かった時、錆びだらけの風化した姿のバスとすれ違います。

それは、自分たちが乗っているバスと同じバスでした。

そのとき、「爆心地」とも呼ばれるクレーターの中心目掛けて、乗客の奇妙な男が、ボトルに入った胎児のようなものを投げ、大爆発が起きました。

気付くと、スパークをまき散らす竜巻がいたり、人の形をした爆弾が置いてあったりする奇妙な空間にいて、脱出することができなくなっていました。

秋良は、綺と不思議な子どもブリックを守りながら、脱出の方法を探します。

また、イディオティックこと長谷部京輔や、リミットこと雨宮美津子などの重要そうなキャラクターが登場します。

 

2.感想

秋良は、口では冷たいようなことを言うけれど、実は優しいというキャラクターです。

彼は、守りたかった人を守る機会すら与えられず、宙ぶらりんになっていて、だからこそ、ブギーポップへの復讐などという良く分からない目的をもっていたわけです。

ただ、今回は、守ると決めた人を命がけで守り切ることができましたから、これからは、彼ももう少し自分の優しさに素直になれるのではないかと思います。

もしかすると、今後も凪の支援キャラとして登場するかもしれませんね。

それから、この巻では、「あらすじ」の通り、物語の核心に近い位置にいるキャラクターたちが登場しました。

ブギーポップや凪たちが、統和機構と本格的にぶつかる時も近い感じが出てきましたね。

まあ、それよりも、「水乃星透子編はまだかなー」って気持ちの方が強いんですけどね。

あ、あと、時系列ですけれど、おそらく、『笑わない』の木村明雄編を除けば、この巻が今までで一番未来でしょうね、藤花が高校3年生の秋の話ですから。

 

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