上遠野浩平『ブギーポップ・アンノウン 壊れかけのムーンライト』|キレイ目な宿命とか運命の話

2018年12月28日執筆

 

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こんにちは、尾崎すぐるです。

この記事を書いているのは、大体深夜0時です。

なぜか、ラノベ・マンガ・映画をいつもよりも早く読んだり観たりして終わったので、「それならブログを書こう」ということで、書いています。

最近、アウトプットしないとインプットできなくなってきました。

老化ですかね?

 

さて、この記事では、上遠野浩平『ブギーポップ・アンノウン  壊れかけのムーンライト』(電撃文庫、2011年)を紹介します。

 

1.あらすじ

的場百太は、同級生の中条深月に恋していて、深月が「レモン・クラッシュ」と言っているのを耳にします。

レモン・クラッシュというのは、レモンのような色の光を見たら、「プーム・プーム」と唱えることで、自分でも意識していないような無意識の願いが叶うというものです。

百太とその友人の弓原千春、矢嶋万騎は、そのレモン・クラッシュが見えるという公園に行くのですが、そこでは女の子たちが首を絞め合ったり、警官が自殺しようとする事件が起きます。

そして、百太は、蝙蝠のような影を目撃し、ブギーポップと遭遇します。

また、深月の友達で統和機構の合成人間でもある歌上雪乃は、同じくその場に居合わせ、謎のMPLS能力に遭遇します。

ブギーポップが「バット・ダンス」と名付けたこのMPLS能力をめぐる物語です。

時系列は不明ですが、どうも藤花が高校1年生のようなので、『笑わない』よりも前の話ではないかと思います。

 

2.感想

ブギーポップにしては珍しくというか、特に薄汚い世界の一幕もなく、素敵な友情と運命の物語であったように思います。

藤花たち女子3人組の、通っている学校が違っても時々会って話をする関係は、それぞれが別の仕事をしているけれど、時々学生時代の友達と会うのと同じような大人びた関係で、女の子の方が精神的に速く成長していく感じが出ているなあと思いました。

もちろん、男子高校生にもそういう人はいるのかもしれませんが、男の子は、どちらかというと同じ学校の同級生とばかり一緒にいた気がします。

自分の高校時代を振り返ってみても、女の子が話しているのが聞こえてくると、それは自分たちが通っている学校とは無関係の誰かの話題だったりしました。

ただ、藤花以外には、レギュラーキャラクターは1人も出てきませんでしたから、この巻のお話が、ブギーポップシリーズの物語全体でどういう位置付けなのかはよく分からないところです。

ナンバリングタイトルだけども実質外伝なのか、それとも、この巻に登場した雪乃たちが本編にかかわってくるのか、今後が楽しみではありますね。

 

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