異世界召喚されたけど、裏切られて犯罪者の汚名を着せられる勇者モノ 『盾の勇者の成り上がり』

2018年11月02日執筆

2018年11月03日最終更新

 

こんにちは、尾崎すぐるでございます。

 

異世界転移モノは、今では「なろう」をはじめ、ネット小説の王道ですよね。

異世界に召喚されたり、迷い込んだりした主人公が、女の子にモテモテになって大活躍するというジャンルです。

でも、想像してみると、召喚される異世界が、明るくて温かくて素晴らしい世界とは限りませんよね?

異世界で暮らしているのも、現実世界と同じ「人間」ですからね!!!

今回紹介するのは、召喚された異世界で主人公がひどい扱いを受けるというトンデモ小説です。

メンタルが弱い人は要注意。

ぼくは結構メンタルに堪えました。

 

1.基本情報

(1)タイトル

盾の勇者の成り上がり

(2)著者

アネコユサギ(著)、弥南せいら(イラスト)

(3)出版社

メディアファクトリー

(4)レーベル

MFブックス

 

2.あらすじ

オタク大学生の岩谷尚文(いわたに・なおふみ)は、図書館で「四聖武器書」という本を読んでいたら、異世界に「盾の勇者」として召喚されてしまいます。

召喚された異世界は、「波」という魔物が押し寄せる災害に遭っており、勇者は「波」に立ち向かわなければならないようです。

王道の展開のはずが、盾の勇者である尚文は、剣・槍・弓を持つ他の勇者たちにも軽んじられ、仲間になってくれると思った女の子に嵌められ、お金を奪われて、性犯罪の濡れ衣を着せられてしまいます。

投獄こそされなかったものの、国王や他の勇者も尚文のことを犯罪者として扱い、尚文は国中で蔑まれることに。

それでも1か月後には勇者として「波」に立ち向かわなければなりません。

尚文は生き残れるのでしょうか?

 

3.各巻の紹介

(1)『盾の勇者の成り上がり1』(2013年)

値段は、紙の本で1,296円です。

あらすじの通り、お金を奪われ、性犯罪者の汚名を着せられた尚文は、仕方なく1人で、成長する伝説の武器である盾を強化しながら、お金を貯めます。

そして、ある日奴隷商から声をかけられ、攻撃力を欲していた尚文は、貯めたお金で攻撃役として亜人の奴隷を購入します。

尚文が買ったのは、ラフタリアという病気でパニック障害の痩せた亜人の女の子。

まあ、呼び出した勇者に濡れ衣を着せるような国なので、奴隷制度もあるわけですね。

ラフタリアも初めから奴隷だったわけではなく、事情を抱えています。

そして、ラフタリアを攻撃役として尚文は盾を強化し、レベルを上げていきます。

はたして、尚文とラフタリアは、それぞれの運命を切り拓けるのでしょうか?

あと、電子版では、書下ろし短編が収録されていましたよ。

(2)『盾の勇者の成り上がり2』(2013年)

値段は、紙の本で1,296円です。

ラフタリアと一緒に奴隷商のところにお買い物に出かけた尚文は、奴隷商から魔物の卵を買います。

1日ほどで孵化した魔物の卵から孵ったのは、フィロリアルという魔物の雛でした。

フィロリアルというのは、ファイナル・ファンタジーシリーズに登場するチョコボのように、人間を乗せて高速で地上を走れる鳥の魔物です。

その上、フィロリアルは、馬車や荷車を曳くのが大好きという変わった習性を持っています。

尚文は、このフィロリアルに「フィーロ」という安直な名前を付けたのですが、フィーロは思いもよらぬ成長をして……?

一冊丸ごとフィーロ編といってもいいと思います。

あ、この巻にも、電子版では、おまけの書下ろしが付いていましたよ。

 

4.こんな人にオススメ

ありきたりな、異世界に転移した主人公がいい思いできる小説に飽きてしまった方におすすめです。