『Dr.STONE 8』の感想|リリアンの歌を届けろ!そして、まさかの自動車づくり。

今回は、原作:稲垣理一郎、作画:Boichi『Dr.STONE  8』(ジャンプコミックス、2018年)のあらすじと感想を書こうと思う。

 

1.あらすじ

千空の父たちが遺してくれた旧世界の歌姫リリアンの歌を使って、司の仲間への切り崩しを図る千空たち。

大樹と杠に切り崩しに協力してもらうため、クロム、マグマ、ゲンの3人で完成した携帯電話を司たちの拠点まで運ぼうとしたものの、石神村を監視していたほむらに感づかれてしまう。

千空たち陽動組は、コハク並みのスピードで移動するほむらを捕まえることはできるのか!?

一方、たどり着いた司たちの拠点で、弓矢の名手である羽京に見つかってしまったクロムは、村に戻ってリリアンのふりをする役目のあるゲンを逃がすため、囮になって捕まることに。

クロムが捕まったことを知った千空は、みんなで助けに行くための移動手段として、なんと自動車を作ろうとする。

 

2.感想

(1)殺すか殺さないか

司は人間の石化像をガンガン壊しているし、氷月は、作中で部下を殺していた。

また、石神村の住人でも、マグマはかなり好戦的で、深く考えずに人を殺そうとすることも多い。

そして、正直なところ殺してしまった方が簡単だろうと思う。

生かして捕まえるのはすごく難しいだろうし、そのあと、閉じ込めておいて見張らないといけないので、手間もかかるはずだ。

それでも、千空やゲンは、自分の能力の限界まで頑張って、敵を殺さない道を選んでいる。

最近は、簡単に敵を殺すサイコパスなキャラクターが人気になることも多いけれど、こういう理想や建前を大切にするキャラクターこそが、少年漫画の王道ではないかと思った。

(2)自動車づくり

この8巻で、千空は、まさかの自動車づくりを始めている。

動力は蒸気機関なわけだが、読んでいて意外と簡単な仕組みで乗り物を動かせることにびっくりした。

この1冊で千空たちの戦力が大幅にパワーアップしてしまうのを見ていくと、「戦う」ということにおいて、いかに科学が重要な役割を果たすかがよく分かる。

ちょっとやそっとの人数差や個人の戦闘能力差では、科学の生み出す「兵器」は簡単に覆してしまう。

普通に生活していると、こういう科学による兵器の強力さなんてことはまず考えないことなので、分かりやすい例で感じられてよかったと思う。

(3)いまさらだけど

この記事を書いているうちに気付いてしまったのだが、どうもこの作品の世界で石化してしまったのは、人間とツバメだけのようだ。

ライオンやサルは石化しなかったみたいなんだよね。

このことはとても重要な石化の秘密のヒントのはずだ。

自分でも「いまさらかよ!!」と思うけど、人間とツバメの共通点ってなんかあったっけ???

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