『Dr.STONE 9』の感想|自力脱出を試みるクロム。そして、ついに決戦の時!!

今回は、原作:稲垣理一郎、作画:Boichi『Dr.STONE  9』(ジャンプコミックス、2019年)のあらすじと感想を書いていく。

 

1.あらすじ

自動車を改造して戦車を手に入れた千空たち。

一方、羽京に捕まって監禁されてしまったクロムは、千空たちが罠にかかってしまうのを防ごうと、自力での脱出を試みる。

クロムのいる牢屋を見張っている警備隊のリーダー、陽は、接近戦が得意なようですが、クロムは逃げ切れるのか!?

そして、誰も死なせないことを決めた千空たちは、ついに司帝国との最終決戦へ。

奇跡の水こと硝酸の湧く洞窟を奪取するため、さらに強化した戦車で突撃するのだが……。

 

2.感想

(1)クロムの成長

千空と出会ってから、自称天才妖術使いだったクロムは、科学の知識を学んできた。

そして、その学びは、仲間とともに問題を解決していく過程でのことだった。

時には命がけで素材を採りに行くことも含めて、冒険の連続だったここまでのストーリーの結果が今回のクロムの脱出劇なのだなと思う。

そう考えると、クロムは初登場時から精神的にも能力的にも成長してきたキャラクターで、千空がはじめから完成されたキャラクターである分、「成長する」という主人公的役割を担ってきたのだなぁと思った。

(2)村人TUEEEEEEE!!

敵を殺さず、自分も殺されないで勝利を得るというのは、いくら敵を混乱させても極めで困難だろう。

にもかかわらず、コハクをはじめとする石神村の戦闘員たちは、難しく感じながらも「殺さず殺されない」ということをやってのけている。

とすると、コハクや金狼たち石神村の住人たちは相当な実力者だということになると思うのだけど、彼らは戦争を日常にしていたわけでもないし、武術も我流っぽい。

やっぱりこの辺はマンガだなぁとも思ったのだけれども、ちょっと考えてみると、石神村の住人は全員が宇宙飛行士6人(4人?)の子孫だった。

宇宙飛行士というのは人間のなかでも能力の高い者の集まりなので、血統的純度が高いことも併せて考えると、化物じみた能力の高さもあり得ないではないのかもしれない。

そんなことを考えると、ものすごく練られた設定だなぁと思う。

(3)そういえば……

上で石神村の住人たちの先祖のことを書いて思ったのだが、クロムやスイカの家族って出てきてないなぁ。

そういえば、コハクについては、ルリや父親が登場しているが、母親は故人だった。

肺炎で死んでしまう文明レベルだったわけなので、もしかすると、クロムやスイカの両親ももう亡くなっているのかもしれない。

3巻に親子関係図が載っているけど、クロムやスイカは載ってないから、本当のところはわからないけども。

Amazon:Dr.STONE 9(ジャンプコミックス)

関連記事まとめ:『Dr.STONE』の感想記事の一覧