安彦良和『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 19』|ティアンムの主力艦隊がソロモン要塞を攻撃

2019年02月25日執筆。

こんにちは、尾崎すぐるです。

今日は、安彦良和(著)、矢立肇・富野由悠季(原案)、大河原邦男(メカニックデザイン)『機動戦士ガンダム  THE ORIGIN  19』(角川コミックス・エース、2009年)のあらすじと紹介です。

1.あらすじ

テキサスコロニーのシャアとの戦いで傷ついたガンダムは、修理のついでにモスク・ハン博士によるマグネット・コーティング処理を受けます。

これによって、それまでのガンダムでは機体の方がアムロの能力についてこれなくなりつつありましたが、アムロの感覚に合った操縦が可能になりました。

一方、ホワイトベースは、ティアンム中将の連邦主力艦隊によるソロモン攻めに参加します。

ソロモン攻めは激戦となりますが、ソロモンの外周にあるマクナマラ岩礁での戦闘を囮にしつつ、連邦はソーラー兵器によるソロモン攻撃の準備を進めます。

ギレンとキシリアからの救援もなく孤立する中で、妻子との時間を過ごすドズルの運命は……!?

一方で、アムロもニュータイプとして覚醒すればするほど、フラウやハヤトといったサイド7からの一行との間の溝が深まり、クルーの中で孤独になっていきます。

 

2.感想

(1)ガンダム世界の戦争を感じるとき

このマンガは、今から10年前に書かれたもので、1stガンダム自体は何十年も前に作られた物語なのですが、なかなか楽しませてくれています。

たくさんのジムがボールとともにソロモンに攻撃に行く場面などは、ワクワクします。

こう言っては何ですが、ガンダムが敵のエース機と1対1で戦っているところなどよりは、たくさんのジムやザクが集まって戦っているところの方が戦争をしている感じが出ているなと思います。

戦争を描いた物語作品は、ガンダムに限らずどれもそうかもしれませんが、主人公の周りはドラマチック過ぎるんですよね。

名も知られず、名誉も無く、わけもわからないうちに虫けらのように死んでいく……というのが戦争ではないかと思っているので、ジムやボールが撃墜されている場面にこそ、ぼくはガンダム世界の戦争を感じてしまいます。

(2)アムロの異常性にいつ気付いたか

あと、ハヤトやフラウは今になってアムロの異常性に気づいてしまい、それぞれ苦悩していますが、今にして思えば、ブライトは出会ってすぐの頃からアムロが普通でないことに感づいて扱いに苦労していたわけで、なかなか鋭いと感性を持っていたのだなあと、物語の序盤を思い出してみたりですかね。

むしろ、艦長のブライトがそういった感受性を持っていて、操舵手のミライがちょっとしたニュータイプだったから、ホワイトベースはここまで生き残れたのかもしれませんね。

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