ファン・カルロス・フレスナディージョ『28週後…』|英国に帰還したけれど、またゾンビが……

2018年12月23日執筆

 

こんにちは、尾崎すぐるです。

「現実世界でもゾンビ出たら面白いのにな~」とか思ったりするゾンビホラー好きは多いんじゃないでしょうか。

噛まれて、ゾンビになって、可愛い女の子に「うがー!!」って噛みつくとか。

あるいは、非常事態なのをいいことに、お店の商品を好きなだけ持っていくみたいな。

そんな妄想しますよね、ね!?

 

さて、それでは、ファン・カルロス・フレスナディージョ『28週後…』(Twentieth Century Fox Film Corporation.、2007年)の紹介をしていきます。

 

1.あらすじ

ゾンビに襲われ、妻のアリスと離れ離れになったドンは、避難先から還ってきた娘のタミーと息子のアンディを迎えに行きます。

安全を確保している区画から出るなと言われていたのですが、タミーとアンディは、アリスの写真を探しに家に戻り、そこで、生きていたアリスを見つけます。

アリスを米軍が検査すると、ウイルスに感染しているのに、なぜか発症していない保菌者<キャリア>でした。

ところが、民間人としては大きな権限を与えられていたドンは、アリスに会いに行き、感染してしまいます。

そして、感染者はどんどん増えていき、ゾンビと民間人を区別しない殲滅命令<コード・レッド>が出されるのですが、アンディを撃てなかった狙撃手のドイルは、スカーレットと共に、なんとか民間人を守ろうとします。

 

2.感想

前の作品でもこの作品でも、結局は人間が敵になるのですが、今回のテーマは、「規則と倫理」かなあと思いました。

そもそも、タミーとアンディが決まりを守って、アリスを見つけなければ、惨事は免れたわけですが、それは結果論です。

はたして、「規則だから母親の写真1枚もなくても仕方ない、あきらめろ」と12歳の子どもに言えてしまう規則は、倫理的観点から問題ないと言えるものなのか。

また、ドイルやスカーレットが、民間人をコード・レッドから守ろうとしたことは、明らかに命令違反です。

しかし、「上からの命令だから、規則だから、守るべき民間人を撃ち殺しました」を正当化してしまっては、ナチスと同じです。

人として、というよりも、誇り高い軍人として職業倫理に従い、民間人を守ろうと命を懸けたドイルを、命令違反者と切り捨ててよいものか。

多分、この作品は、そういうことを考えてもらおうとしたのではないかな、と思います。

まあ、一番悪いのは、勝手にアリスのところに忍び込んだドンなんですけどね。

ただ、そもそも彼にはそこに入れる権限が与えられていたわけで……。

あれ?なんでドンにはあんなに大きな権限があったんでしょうね?

もしかすると、ドンも元々は役人かなんかだったのかな?

 

Amazon Video:28週後…(字幕版)

Amazon(Blu-day):28週後…

 

注:本ページの情報は2018年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。