キンバリー・ピアース『キャリー』|いじめられっ子、ブチキレる

2018年12月18日執筆

 

こんにちは、尾崎すぐるです。

今日は2連投になってしまいましたが、2記事目は映画の紹介です。

 

この記事で紹介するのは、キンバリー・ピアース『キャリー』(Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. and Screen Gems, Inc.、2013年)です。

 

1.あらすじ

学校ではいじめられっ子で、家に帰れば宗教狂いの母親が待っている。

そんなストレスフルな日々を過ごしている女の子、キャリーが超能力に目覚めていくサイキックホラーです。

キャリーはある日とてもひどいイジメを受けるのですが、その日をきっかけに、少しずつ、突然鏡が割れるなどの不思議なことが、彼女の周囲で起こるようになります。

一方で、いじめた側の女の子の1人、スーは、やり過ぎたと思い、ボーイフレンドのトミーにキャリーをプロムに誘ってやってあげるように頼みます。

ただ、イジメの主犯、クリスは、いじめが原因で停学になり、納得がいかなくて……。

 

2.感想

まず、この映画は、1976年の映画のリメイクらしいです。

この記事を書いている2018年からだと、42年前の映画ですね。

最後の方で、キャリーは体育教師の先生やスーにも容赦なく復讐してしまうので、「え!?スーは元々いじめてたけど優しくしてくれたし、先生はかばってくれたじゃん。なんで!?」って思う人が、もしかしたら、いるかもしれません。

たぶん、長いこといじめられたり、母親の抑圧のせいで、キャリーの認知は歪められてしまっているんですよね、あれ。

人から優しくされても、自分を馬鹿にするための「仕込み」にしか思えなくなっているし、あそこまでされるまで助けてくれなかった先生も憎い。

それにしても、キャリーの母親は、とんでもない毒親でしたね。

自分の意見に娘が反発すると、自分を傷つけて、娘に罪悪感を感じさせようとするところとか、もうどうしようもない。

自分の過去の苦しみを、より弱い立場の娘に押し付けることでバランスをとっているんですよね、きっと。

1年生の時に先輩にひどい目にあわされた子が、最上級生になって非道な先輩になったり、経営者に冷遇されている従業員が、非正規の従業員を雑に扱うのと、似たような構造です。

 

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注:本ページの情報は2018年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。