ジャウム・コレット=セラ『エスター』|幽霊は出てこない。幽霊より怖いのは出てくる。

2018年12月17日執筆

 

こんにちは、尾崎すぐるです。

映画を観ていて思ったのですが、なんだかんだ言っても、映画というのはものすごくクオリティの高い娯楽ですよね。

観ているだけだから、楽ですし。

 

さて、この記事で紹介するのは、ジャウム・コレット=セラ『エスター』(Warnar  Bros.  Entertainment  Inc.、2009年)です。

 

1.あらすじ

ジョンとケイトは、ジェシカと名付けようとしていた3人目の子どもが死産だったので、代わりに孤児院から女の子を家族に迎えることにします。

女の子の名前は、エスター。

エスターは、少し変わり者で、絵を描くのが好きで、いつも首と手首にリボンを付けて、フリフリの洋服を着ています。

変わっているけれど、賢い良い子だと思っていたエスターですが、しばらくすると、本性をあらわし始め、ケイトはエスターの異常性をジョンに訴えるのですが……。

 

2.感想

いわゆるサイコホラー系の作品に分類できると思います。

幽霊や悪魔なんかよりも人間の方が恐ろしいと思わせられるのが、サイコホラーというジャンルですよね~。

ダニエルやマックスが恐怖で支配されていく様は、ぞっとしました。

この作品の終盤で、エスターにはエスターの事情があったことが、なんとなくうかがえるのですが、こういう作品で異常者の側に堕落した事情があるように描くことは、賛否が分かれるところではないかと思います。

ぼくは、悪人にはただ悪人で、狂人にはただ狂人でいて欲しい派です。

なぜなら、悪人や狂人になってしまった背景に同情の余地がある事情をつけられてしまうと、その映画を作った人が、「映画の中でこんな狂気を描きましたけど、作った私はまともな人間なんですよ」と言い訳しているように感じられてしまうからです。

そもそも、狂ってしまった理由があっては、「サイコ」ホラーとは言えないような気がしないでもないですしね。

まあ、この映画から得るべき教訓は、「信用はいざというときにこそ大切である」ということでしょう。

 

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注:本ページの情報は2018年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。