歯石除去に行ってきた

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目次

 

1.はじめての歯石除去

昨日の夕方、はじめて歯石除去だけを目的として歯科医院に出かけた。

YouTubeで何気なくグロいものが観たくなって「歯石  除去」と検索すると、歯石だらけになった歯が歯周病でとんでもないことになっている動画が出てきて、その悲惨さに震え上がり、歯石の除去のために歯医者さんを訪ねることにしたのだ。

結果として、ぼくは歯の健康について考える機会を得ることができた。

そこで、今回の記事では、1人の患者として、歯の健康について思うことと、歯石除去の体験談を書いていく。

 

2.日本人は歯の健康に無関心

アメリカやヨーロッパでは、7割以上の人が歯科医院を定期受診し、歯のクリーニングをしてもらっている。

一方で、日本人で定期的に歯の健康チェックを専門家にしてもらっている人は、10%にも満たない。

その結果、歯を大切にしなかった日本人は、高齢になるにつれて、ほとんどの歯を失ってしまう。

時々、テレビ番組などで健康老人が登場し、20本以上の歯が残っていることに驚かれ、本人も誇らしげにしているが、ああいった番組がコンテンツとして成立するのは、それだけ歯のほとんどを失ってしまった高齢者が日本には多いからだ。

ぼくの祖母もたまに歯が折れたとか抜けたとか言っているし、理屈の上では誰にでも祖父母というのはいるはずなので、生活の中で高齢者の歯の健康問題を目の当たりにしている人は多いのではないだろうか。

 

3.歯はダメになったら生えてこない

誰でも知っている通り、人間の歯は、子どもの時の乳歯からその後お世話になる永久歯に生え換わり、その後は、永久歯が折れたり抜けたりしてしまっても、新しい歯が生えてくることはない。

この当たり前の事実をみんなが知っているはずなのに、ぼくも含めて、多くの日本人はあまり歯を大切にしてこなかった。

改めて考えてみると、これは恐ろしいことで、永久歯というものは失ってしまったら二度と取り戻せない身体の一部であるはずなのに、歯が折れたり虫歯になったりしても、その結構重大な事実を「まあ、仕方ない。歯医者に行こう」という感じで軽く扱ってきたわけだ。

失ってしまったら髪や爪のように新しく生えては来なくて、数が多めな身体の部位というと、パッと思いつくのは手や足の指だと思う。

あなたが手の人差し指にケガをして病院に行ったとしよう。

そのとき、医師から「うーん、これはちょっと厳しいですねぇ……。命にかかわる感染症にかかってしまう前に切断して傷を塞ぎましょう」と言われたらどうだろうか?

きっと、めちゃくちゃショックだろうし、まず「嫌だ!」と思うだろうし、「どうしてケガをしないようにもっと気を付けなかったのか」と後悔するだろう。

これは、ケガをして失いそうになっているのがあまり使わない薬指でも同じだろうし、もしぼくだったら、とりあえず切断を拒否して、指を切断しないで治してくれそうな医師を必死で探すに違いない。

確かに、歯と指では使い道も、元々の数も、失ったときの不便さも違う。

けれども、身体の一部が永遠に失われてしまうという点では、歯を失うことも指を失うことと同じなわけで、本来はもっと重大視しなければならないはずだ。

人間はサメのように失った歯が生えてこない以上、もっと歯を大切にするべきだろう。

 

4.実際に歯石除去をしてもらった感想

ところで、歯科医院での歯石除去だが、ぼくはYouTubeで観た動画のように超音波とジェットウォッシュで歯石をとってもらえるものだと思っていたし、ちょっとだけそれを楽しみにしていた。

ところが、実際に歯科助手さんがぼくの口に突っ込んだのは、金属の細い棒の両端に細くて鋭いフックがついたアレだったのだ。

田舎の歯科医院は、ハイテクになど頼らないのである。

ガリ、ガリガリ……と、歯の表面が引っ掻かれて歯石が削り取られていく間、ぼくは生きた心地がしなかった。

いつ歯肉をあの鋭い鉤爪でグサリとやられるかわからないというのは、結構な恐怖だ。

そもそも鋭く尖った針や刃物がものすごく苦手なぼくは、口を濯いで、また口の中にフックを入れられる度に、診察台の上でビクン、ビクンと身を震わせる羽目になった

これは、ぼくの子どもの頃からの刃物や針に対する制御不能な反射で、散髪に行ったときなどもやってしまう。

こっちはマジ中のマジで横たわっていたわけだが、振り返って客観的な視点でその場面を想像すると、若いころはチヤホヤされた感じの今風な見た目のおばちゃんに歯の治療を受けながら、診察台の上でビクン、ビクンと時折震える大男というのは、もはや変態にしか見えないのではないだろうか。

そんな感じで、恥ずかしい思いはすることになったが、幸いにも痛い思いをすることはなく歯石の除去は終わり、無事に家に帰ることができた。

ただ、歯肉に炎症があるとか、歯石をとった部分の下が虫歯の疑いありということで、また行かなきゃいけない……。

まあ、自分から行動することで歯の健康を守ることができそうなのはとても嬉しいので、行ってよかったと思う。

たとえ先端恐怖症?で恥ずかしい思いをしたとしても、歯の健康が優先である。

 

参考

ライオン歯科「他国との比較」

丹波歯科医院「なぜ日本人の歯は悪いのか?」